掛川市立倉真小学校 本文へジャンプ
1 学校長挨拶

校長  榛葉武史 

 本校は明治5年8月、浜松県第2大学区13番中学区内第30番小学校倉真学校として創立され、掛川市内で最も長い歴史を持つ学校であります。掛川市北部の農村地帯に位置し、校歌の歌詞「…つどう五百が…」が示すように、かつては多くの児童で賑わった時期もありましたが、現在は、全学年単学級で全校児童数74人(平成28年5月1日現在)の小規模校となりました。
 学校と地域との結びつきは極めて強く、学校と共に歩んできた地域の歴史と伝統も、地域の人々の誇りとなっています。市内で先駆けて「学校・地域合同運動会」を実施し、現在も児童と地域住民が一緒になって楽しむ行事として定着しています。
 現在まで、長く本校の教育活動の中心的な位置づけにあるのが二宮金次郎と報徳の教えです。勤労・至誠・分度・推譲の4つの教えは、子どもたちの学校生活や地域・家庭での生活の指標となっており、毎年、「金次郎を知る会」(金次郎委員会主催)によって、上級生から下級生へ引き継がれています。
 平成26年度より、掛川市研究指定『ICTを活用した授業改善』(2年間)を受け、研究と実践の積み重ねに取り組んでいます。これは、併せて静岡大学との共同プロジェクトであり、校内研修には、静岡大学学術院教育学領域の益川准教授に入っていただき、指導・助言を受けています。また、文部科学省『ICTを活用した教育推進自治体応援事業』の活用実証校の指定(平成27年より2年間)を受け、将来的に市内・近隣地域においてICT活用に関するリーダー的な役割を担っていることを、職員が自覚しています。
 小規模校の利点である一人一人へのきめ細かな指導とともに、ICT機器の特長を生かした子ども一人一人の能力や特性に応じた学び(個別学習)と、子ども同士が教え合い学び合う協働学習等について実践研究を推進しています。
 日々、74名の子どもたちの学校で学ぶ姿、生活する姿から、いろいろなものが見えてきます。それは、今まで積み上げてきた子どもたちの努力や成長、職員の弛まぬ指導や支援もありますが、何より、安定して、温かく子どもたちを見守り育ててくれている御家庭と地域の姿が見えてきます。
 先に申し上げたように、倉真地区は、長く「報徳の郷」として家庭・学校・地域が連携し、地区をあげての人づくりを目指しています。この大きな力を生かして、倉真小ならではの、一人一人が大切にされる「人間尊重の教育」を、今年度も推進してまいりたいと思います。