341 2年生掛川道徳「石川依平」①

 掛川市では掛川に生きる子どもたちが、様々な体験活動や人々の生き方に触れることを通して、自己の生き方についての考えを深め、郷土を誇る心をもち、夢に向かってたくましく生きることができるように願い、郷土の偉人を題材とした「かけがわ道徳」を進めていきます。本校でも各学年、年間何回か「かけがわ道徳」の実践に努めています。今日は2年A組、B組がそれぞれ地元伊達方の歌人石川依平翁について学習しました。そこで本日は掛川の歴史書を編纂したり、依平研究をし、本も執筆されている本所にお住まいの岡本春一様を講師としてお招きし、お話を伺いました。岡本様の話は依平の一生涯を辿るもので、大変難しかったのですが、生徒はメモをとりながら真剣に耳を傾けていました。依平は齢5歳でその和歌の才能を見いだされ、9歳の時には京の和歌の名門冷泉家に入門した人物だそうです。その後本居宣長から国学を学び、地元掛川で300人の門人に、その教えを広めたといいます。しかし、それ以上に僕が感銘を受けたのは、依平の死後、依平の教えを受けた遠州報国隊が、新しい時代を創るために活躍したということでした。僕の感想はともかく、生徒は各自感じたことを班で交流していました。

2018年01月16日